ドラマ「19番目のカルテ」第3話「どの道を選んでも」について
冒頭文
日曜劇場『19番目のカルテ』第3話「どの道を選んでも」では、声を生業とする人気アナウンサーが下咽頭がんを告げられ、命か“声”か、究極の選択を迫られました。松本潤演じる総合診療医・徳重の“納得を尊重する医療”が、視聴者の心を強く揺さぶり、“声優だからこその説得力”とも評された津田健次郎さんの演技には涙が止まりませんでした。25歳独身女性の私も、この回で深く共感し、視聴率10.0%の好調にも納得です。
② あらすじ
第3話「どの道を選んでも」では、人気アナウンサーの堀田義和(津田健次郎)が、喉の違和感から受診し、下咽頭がんと診断されます。外科医・康二郎(新田真剣佑)は、声を守るリスクを顧みず手術による切除を提案。一方で堀田は、声こそが自分の存在そのものであると主張し、手術を拒否。そこでセカンドオピニオンを求めて総合診療科・徳重(松本潤)の元へ。徳重は「どの道を選んでも、最後まであなたの隣にいます」という言葉をかけ、患者が納得して選択できることの大切さを貫く医療を提示しました。
③ ゲスト(津田健次郎)の紹介
**津田健次郎(つだ けんじろう、1971年6月11日生まれ)**は、声優として数々の人気作品に関わる他、俳優としても活躍する実力派。ドラマ第3話では、自身と同じ“声”を生業とする堀田義和役を演じました。下咽頭がんと診断され、命と声という避けられない選択に苦しむ姿は、多くの視聴者の共感と涙を呼びました。声優としてのキャリアも反映された深みのある演技に、「演技を超えた説得力」と高く評価されました。
④ 視聴率
第3話の視聴率は、**世帯視聴率10.0%、個人視聴率6.1%**と、初回・第2話に続き2ケタ台をキープしました。
クール内でも唯一2ケタを維持する強さで、視聴者の高い支持がうかがえます。
⑤ 観た女性(25歳・独身)の感想
「言葉に尽くせないほど心を揺さぶられた」
“声を失うこと=死ぬのと同じ”と言い放つ堀田さんの苦悩に、言葉を失いました。声という道具を失う恐怖、仕事も、家族との会話も、すべて奪われるかもしれないという孤独と絶望。津田健次郎さんだからこそ、その葛藤と痛みがリアルに伝わってきて、画面に釘付けでした。
外科的に最善を提案する康二郎先生と、「納得して選ぶことが治療の第一歩」という徳重先生の姿勢が対比され、「治す」だけじゃなく「向き合う医療」の深さを静かに問いかけられた気がします。「どの道を選んでも、最後まであなたの隣にいます」という徳重先生の言葉が、こんなにも重く、そしてあたたかく響くなんて…。涙が止まりませんでした。
医師としての正解と、患者としての正解は違うのだと気づかされ、感情が溢れました。松本潤さんの静かな言葉の一つひとつが、真実として胸に刻まれる尊さ。そして、声のプロである堀田さんの葛藤を津田さんが演じたからこその説得力に、心から感謝したいです。来週もどんな“答え”が示されるのか、確かめたくてたまりません。
まとめ
第3話「どの道を選んでも」は、“命”と“声”、どちらも尊いものを、患者自身が納得して選ぶことの意味を問う傑作回でした。津田健次郎さんの声と演技の力、松本潤演じる医師の寄り添いに、多くの視聴者が胸を打たれ、視聴率10.0%で安定した支持層を確保。また、医療ドラマとしてではなく“人の心の物語”としての深さを感じさせる内容でした。今後もこのドラマが問い続ける“生きるとは何か”に、目が離せません。
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