ドラマ「19番目のカルテ」第7話「お前には、話さない」について

① タイトル

ドラマ「19番目のカルテ」第7話「お前には、話さない」について

② あらすじ

『19番目のカルテ』第7話「お前には、話さない」では、徳重（松本潤）と滝野（小芝風花）が新たな患者と向き合います。今回登場するのは、過去のトラウマを抱え、医師に対して心を閉ざした患者。診察の場で「お前には、話さない」と突き放すその態度に、滝野は戸惑いながらも必死に寄り添おうとします。患者と医師の間にある信頼の壁をどう乗り越えるのか、そして徳重が示す医師としての覚悟が滝野に大きな学びを与える回となりました。患者の心を動かす瞬間は、視聴者にも深い余韻を残しました。

③ ゲスト

• 甲本雅裕（こうもと まさひろ、1965年6月26日生まれ）
  過去の出来事から医師を信じられなくなった患者・佐川茂を演じました。強い拒絶の姿勢から、次第に心を開いていく繊細な演技が光りました。
• 中田青渚（なかた せいな、2000年1月6日生まれ）
  佐川の娘・美帆役。父への思いと不安の間で揺れ動く複雑な心情を丁寧に表現し、家族の絆を感じさせる存在感を見せました。
• 渡辺邦斗（わたなべ くにと、1982年11月16日生まれ）
  佐川のかつての同僚・杉山役。患者の背景を浮かび上がらせる役どころで、物語に深みを与えました。

④ 視聴率

第7話の視聴率は、**世帯9.3％、個人5.7％**と安定した数字を記録しました。シリーズを通じて一定の支持を保ち、SNS上でも「心の壁をどう乗り越えるかを描いたリアルさに共感した」との声が多数見られました。

⑤ 観た女性（25歳・独身）の感想

今回の第7話は、特に「人を信じることの難しさ」と「心を開く瞬間の尊さ」を痛感させられる回でした。佐川さんが滝野先生に対して「お前には、話さない」と言い放つシーンは、観ていて胸が締め付けられるようでした。医師として誠実に向き合おうとする滝野に対しても、心を閉ざしてしまう人がいることは現実的で、とてもリアルに感じました。

特に印象的だったのは、娘の美帆が父に寄り添う場面。大切な人に本音を言えないまま時間だけが過ぎていく苦しさや、家族だからこそ踏み込めない距離感が丁寧に描かれていて、思わず涙がこぼれました。そして、最後に佐川さんが少しだけ心を開き、滝野に言葉をかける場面は静かな感動が広がり、観ているこちらも救われた気持ちになりました。

徳重先生が滝野にかけた「信じてもらえないこともある」という一言も深く刺さりました。医師という職業の重さや限界を描きつつも、それでも人と向き合う大切さを教えてくれる展開に心を動かされました。視聴率が安定しているのも納得できる内容で、来週の展開にも期待が高まります。

⑥ まとめ

第7話「お前には、話さない」は、医師と患者の信頼関係の難しさに真正面から向き合った回でした。ゲスト陣の演技が光り、滝野の成長や徳重の哲学も垣間見える濃厚な物語。視聴率も堅調で、多くの視聴者の心を掴んだことがうかがえます。次回も見逃せない展開になりそうです。