ドラマ『19番目のカルテ』第2話「ヒーローも、怪獣も」について

冒頭文

日曜劇場『19番目のカルテ』第2話「ヒーローも、怪獣も」では、松本潤演じる総合診療医・徳重が、重い病を抱えた弟と兄・拓の心の叫びに向き合います。救急搬送された弟の死をきっかけに、兄の葛藤が浮き彫りになる切ない物語に、25歳独身女性の視聴者は「涙が止まらない」「本当に心が揺さぶられた」と強く共感。視聴率も前回を上回る好調さで、この胸に残るエモーショナルな1話は必見です。

① タイトル

第2話「ヒーローも、怪獣も」について

② あらすじ

第2話「ヒーローも、怪獣も」は、心臓の病を抱えていた弟・咲（黒川晏慈）がインフルエンザで急変し、帰らぬ人となるところから始まります。遺された兄・拓（杉田雷麟）は、支え合ってきた弟との関係や、自身の犠牲への後悔、不器用な愛情を抱えながら総合診療医・徳重（松本潤）に出会います。整形外科の滝野みずき（小芝風花）が異常なしと診断した神経的症状に対し、小児科医・有松しおり（木村佳乃）は徳重に診てもらうよう促します。徳重の問診により拓は自分の“ヒーロー”としての顔と、“怪獣”的な叫びを同時に吐露し、診断は「機能性神経症状症」。リハビリの場面では、徳重の「僕の脚はここにある…」という言葉が拓の前を向く力に変わります。

③ ゲスト（杉田雷麟）の紹介（ふりがな、生年月日、役どころ）

杉田雷麟（すぎた らいる、2002年12月10日生まれ） は栃木県出身の注目若手俳優。映画『半世界』で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第34回高崎映画祭最優秀新進男優賞を受賞し、NHK『鎌倉殿の13人』などでも存在感を示してきました。本作「19番目のカルテ」第2話では、先天性疾患の弟・咲を支えてきた、“しっかり者すぎる”兄、岡崎拓を演じています。徳重との問診を通じて、心の奥に閉じ込めていた悲しみと葛藤が、静かに、しかし確かに描かれました。

④ 視聴率（関東・世帯／個人）

第2話の視聴率は、世帯11.6％、個人7.1％を記録し、初回（第1話：世帯11.4％、個人7.0％）をわずかに上回る好発進となりました。連ドラ第2話で上昇するのは珍しく、視聴者の注目と共感を集めた結果といえるでしょう。

⑤ 観た女性（25歳・独身）の感想

この回を観終えて、新たに25歳・独身の私が感じたことを正直に書きます。

「涙が止まらなかった」

咲くんが急変した場面の悲しさだけでなく、拓くんの“兄”としての責任感に胸が苦しくなりました。まだ17歳なのに、高校も辞めて弟を支えていた…その重み…本当に想像を絶するものがあると痛感しました。徳重先生の「ヒーローも怪獣も全部合わせて岡崎拓でいいんだよ」という言葉には救われました。完璧じゃなきゃいけないと思っていた拓くんが、「怪獣」である自分も認められる瞬間に涙腺崩壊です。

家族の愛や罪悪感、期待、失望、そして解放——すべてが詰まった回でした。リハビリで「僕の脚はここにある」と繰り返すシーンは、身体と心の再生の象徴に見えて、希望が胸に灯りました。家族間の痛みも描きつつ、誰かを責めるだけじゃ終わらない深みも感じました。

視聴率が上がったのも納得。医療ドラマというより、人の心を描くドラマだと思います。松本潤さんの優しさ、杉田雷麟くんの初々しさ、二人の掛け合いの温度に心を溶かされました。こんなにエモーショナルで、でも希望を見せてくれるドラマ、滅多にないと思います。来週も絶対観ます。

まとめ

本記事では、『19番目のカルテ』第2話「ヒーローも、怪獣も」に迫りました。松本潤演じる徳重と、杉田雷麟演じる拓の心の交差が、視聴者に深い共感と感動をもたらしました。視聴率も初回を超える好結果。心を柔らかく揺さぶるこの回を見逃す手はありません。エモーショナルな物語が、さらに多くの人に届きますように。