死因判明:SLT西村智彦さん「咽頭がん」闘病の末
SING LIKE TALKINGのギタリスト・西村智彦さんは、61歳で亡くなった原因が「ステージ4の咽頭がん」であることが公式に発表されました。2021年に病を公表し、以降も35周年ライブへ復帰するなど強い意志を見せながら闘病。闘病生活は4年以上に渡り、最期までステージに戻る希望を抱き続けていました。その病名と生涯に迫ります。
ステージ4の咽頭がんに診断された経緯
西村さんは2023年に「ステージ4の咽頭がん」との診断を受けたことを公式に明らかにしました。このがんは喉や声帯に関連し、治療が非常に難しいことで知られています。進行の速さと再発の可能性が高いため、音楽活動が中心の西村さんにとっては非常に厳しい状況でした。
闘病中の意欲的な活動と復帰
病の公表後も西村さんは積極的に活動を続けました。2023年には結成35周年のコンサートに出演し、観客を魅了する演奏を披露しました。病状の悪化や再発にもかかわらず、「もう一度バンドに立ちたい」という強い意志を持ち続け、ステージに戻る努力を怠りませんでした。
最期の時まで支え合ったバンドメンバーの言葉
バンドメンバーの佐藤竹善さんや藤田千章さんは、「冗談を交わし合い、笑顔で過ごし、希望を失うことはなかった」と述べており、最後まで前向きな交流があったことが伺えます。彼らは日常生活や音楽制作についての話を共にし、深い絆で結ばれていました。
青森から寄せられた惜別の声
出身地である青森市のライブハウスオーナーは「もう一度彼に来てほしかった」との思いを語り、彼の演奏については「プレーになると全く異なる」とし、その圧倒的存在感を称賛しました。地元での評価が非常に高かったことが伝わります。
葬儀と今後予定されるお別れの会
公式の発表によると、葬儀は近親者のみで6月5日に執り行われ、遺族の意向に配慮して詳細は後日公表されることとなりました。今後、ファンや関係者を対象とした「お別れの会」が開催される予定であり、詳細は公式サイトで発表されるとのことです。
まとめ
西村智彦さんは、ステージ4の咽頭がんと診断されながらも、音楽への愛情と再びステージに立つ意志を貫きました。2025年6月5日に61歳で永眠され、その不屈の精神と音楽への情熱は多くのファンや仲間たちに深い感銘を与え続けます。その生き様は、今後も音楽界の記憶に刻まれることでしょう。
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