永野芽郁、CM残存はSK-IIただ1社
俳優の田中圭との不倫疑惑が報じられた影響で、これまで複数の企業のCMに出演していた女優・永野芽郁が次々と広告から降板する事態が発生しました。5月16日までに、彼女が起用されていた8社が公式サイトから関連素材を削除したことが確認されています。現在、唯一CM起用を続けているのは、化粧品ブランド「SK-II」です。この記事では、CM削除までの経緯、残るSK-IIの起用理由と今後の展望、また芸能人のCMにおけるリスク管理について詳しく考察します。
CM削除の経過と現状
4月24日に報じられた“手つなぎ”写真のニュースを皮切りに、5月7日にはLINE流出報道、13日にはアイシティやサンスター、JCB、サントリー、モスバーガー、三菱重工の6社が公式サイトから永野のCM素材を一斉に削除しました。さらに、15日にはクラシエの「いち髪」も関連画像と動画を撤去し、今回の騒動により、元々起用されていた9社のうち8社が降板する事態となりました。残るはSK-IIのみという、CM降板の連鎖が続いています。
SK-IIの唯一の残存状況
5月16日現在、永野芽郁の画像を引き続き使用しているブランドは、P&Gプレステージ合同会社の化粧品ブランド「SK-II」だけです。公式サイトのトップページには永野の広告ビジュアルが掲載されており、他の企業がリスク回避を優先する中、なぜSK-IIが起用を継続しているのか、業界内では注目が集まっています。ブランド側は現段階ではコメントを控えているものの、「グローバル戦略上、すぐの変更は難しい」との見解もあるようです。
SK-II起用の背景と今後の見通し
永野芽郁は2024年5月にSK-IIのグローバルアンバサダーに就任し、彼女の透明感あるイメージが若年層や海外市場での注目を集めてきました。ブランドの担当者によると、「高価格帯のブランドとして長期的なイメージ戦略を重視しているため、容易にキャスティングを見直すことはできない」との見解があります。世論や株主の反応によっては、今後動画の差し替えや新たなアンバサダーの発表が検討される可能性があると言われています。
CMにおける田中圭の残存状況
田中圭がCMに起用されている企業は元々3社でしたが、現在はNTTコミュニケーションズの「OCEAN」を最後に、花王の「ビオレu ザ ボディ」1社のみが残っています。田中はCM動画とウェブバナーでの起用が続いているものの、公式PR映像以外の露出は停止されており、永野と同様にリスク管理が徹底されている様子が見受けられます。
芸能人CMにおけるリスク管理の教訓
今回のCM削除騒動は、芸能人のプライベートやスキャンダルがブランドイメージに深刻な影響を与えることを浮き彫りにしました。企業は契約時に「イメージダウン条項」を強化し、解除条件や危機対応ガイドラインを明文化する動きが進んでいます。今後、芸能事務所もSNS運用や私生活管理のサポート体制を見直し、ブランドとの連携を強化する必要があるでしょう。
まとめ
永野芽郁のCM降板の連鎖は、騒動前の9社から現在はSK-IIの1社のみへと急速に進行しています。田中圭も1社を残すのみとなり、芸能人起用に伴うリスクの重要性が再認識されました。企業はブランド価値を守るために契約の見直しを進め、芸能事務所はタレントのリスク管理を強化することが求められています。今後の動向に注目する必要があります。
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