永野芽郁“昔”の素顔と原点解剖

女優・永野芽郁（25）は、東京・吉祥寺でスカウトされた小学３年当時から「かわいい子役」と評され、多彩なキャリアを刻んできた。子役デビュー、ファッション誌モデル、朝ドラヒロイン――今だから振り返る幼少期から中学・高校時代、そして挫折と成長の軌跡を、本人語録や関係者証言を交えて詳しく解説する。

幼少期の家族とスカウト秘話

永野芽郁は1999年9月24日、東京都西東京市に生まれ、両親と3歳上の兄との4人家族で育った。彼女が小学3年生の時、吉祥寺のサンロード商店街で買い物中にスカウトされる出来事があった。当時の彼女は「テレビに出られるなんて思っていなかったので、驚きとワクワク感でいっぱいだった」と語り、突然の芸能界入りを喜んで受け止めたとのことだ。

子役デビューと初期作品

2009年に映画『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』で華々しくスクリーンデビューを果たし、翌年にはドラマ『ハガネの女』で吉瀬美智子演じる主人公の幼少期を演じた。2013年にはNHK大河ドラマ『八重の桜』で山川常盤の少女期を担当し、「10歳で大河ドラマの現場に立つことができた」と当時の早熟な才能を発揮した。

モデル活動と中学時代の挑戦

子役としての活動を続ける傍ら、2010年にはファッション誌『ニコ☆プチ』の専属モデルとしてデビューし、2013年からは姉妹誌『nicola』でも活躍。西東京市立田無第三中学校に在籍しながら、彼女は部活動にも参加しつつ、通信制高校への進学に向けた準備を整えていった。

女優ブレイクのきっかけ

2015年に公開された映画『俺物語!!』でヒロインに抜擢され、彼女の純粋な魅力が一気に開花する。さらに2017年の『ひるなかの流星』では、センセーショナルなラブストーリーに挑み、ティーン層から大人世代まで幅広い支持を得ることとなった。この成功をきっかけに、彼女はドラマや映画での主演作が急増する。

学業と芸能活動の両立

高校はクラーク記念国際高校の通信制課程を選び、演技レッスンや雑誌モデルの仕事を続けながら卒業。多忙な中でも英会話教室に通うなど、フルート演奏や料理といった多様な趣味を持ち続けるという、驚異的な自己管理能力を持っていることを彼女自身が語っている。

今だから語れる昔のエピソード

中学時代の撮影現場での孤独感や、熱中症で倒れかけた『るろうに剣心』のロケなど、永野自身がラジオ番組で初めて語った裏話は多くの注目を集めた。これらの当時の苦悩は、今の彼女の自然体で強い演技力に繋がる原動力となっている。

まとめ

永野芽郁の“昔”は、吉祥寺でのスカウトから始まり、子役活動やモデルとしての経験を経て、ヒロインへと成長する挑戦の連続だった。家族の支えや挫折の経験を糧に、彼女は“透明感のある演技派”としての基盤を築いてきた。彼女の原点を振り返ることで、今後どのような新たな一面を見せてくれるのか、ますます期待が高まる。