ドラマ「19番目のカルテ」第5話「心はどこにある」について

冒頭文

日曜劇場『19番目のカルテ』第5話「心はどこにある」では、心臓血管外科のスター医師・茶屋坂心（ファーストサマーウイカ）が、母との関係性の葛藤と向き合う姿に心を揺さぶられました。「医学的には心という臓器はない。でも、人と人との間に“心”は生まれる」——松本潤演じる徳重のこの言葉が、多くの視聴者に染み渡りました。25歳独身の私も画面に吸い込まれるように見入ってしまい、視聴率9.6％にも納得です。

② あらすじ

第5話「心はどこにある」は、心臓血管外科医・茶屋坂心（ファーストサマーウイカ）にスポットが当たる回です。高度な技術と華やかな経歴を持ちながら、誰にも語らない孤独を抱える彼女。そんな折、母・愛（朝加真由美）が緊急搬送され、茶屋坂は救命手術を執刀しますが、母は右半身麻痺という後遺症が残り、施設に入れるか自分が介護するかの選択に迫られます。精神的にも限界に達した茶屋坂は、総合診療医・徳重（松本潤）の問診を受け、自らを縛る母との確執と優しさの間で揺れる心に寄り添われ、「心とは、人と人との間に生まれるものだ」という言葉に救われます。

③ ゲスト（紹介）

• ファーストサマーウイカ（ふぁーすとさまーういか、1990年6月4日生まれ）：心臓血管外科のエースである茶屋坂心役。母親との関係に複雑な感情を抱え、医師としても人としても揺れる姿が深い共感を呼びました。
• 朝加真由美（あさか まゆみ、1967年12月3日生まれ）：茶屋坂の母・愛を演じ、娘にとって理不尽でありながら重責を背負わせてきた過去を象徴する存在として登場しました。
  （※紹介のゲストとなる俳優を③とされていましたが、第5話における主要ゲストはこの二人です）

④ 視聴率

第5話の視聴率は、**世帯9.6％、個人5.8％**で、シリーズ初の世帯一桁となりました。

⑤ 観た女性（25歳・独身）の感想

「心が、胸の奥で音を立てて震えました。」

茶屋坂先生の“笑いながら泣いている”姿を見て、心を打たれました。完璧なエリートであっても、母との“認められない罪悪感”に押しつぶされそうになる瞬間には、自分の中にもある切なさがリンクして、涙が止まりませんでした。

「心は人と響き合うもの」という徳重先生の言葉には、言葉にならない安堵がありました。”医学的には心なんてない”という突き放しでありつつ、人と人との間でしか生まれないものだからこそ大切だと寄り添う優しさが、画面越しに伝わってきて…もう、胸がいっぱいです。

母を救いながらも、自分自身を見失いかけた茶屋坂先生の姿には、プロとしての強さと、人としての脆さが同居していてリアルすぎました。ファーストサマーウイカさんの演技が、本当に“痛み”そのもので、息するたびに心が揺れました。

松本潤さんの「人との間に心は生まれる」という静かな語りかけは、まるで背中を包むようで、誰かの存在に救われる感覚を思い出させてくれました。視聴率が下がったとしても、この回は私の中でずっと輝き続けます。次回も絶対見逃せません。

まとめ

第5話「心はどこにある」は、徳重の「人と人との間に“心”が生まれる」という言葉が視聴者の心に深く刺さる、珠玉のエピソードでした。茶屋坂の母との葛藤、母性とプロ意識の狭間で揺れる姿がリアルに描かれ、シリーズ初の視聴率一桁にもかかわらず、その感動と余韻は大きく残りました。医療ドラマという枠を越え、「人とは何か」を問いかける深さを持った本作、今後も見守りたくなる、そんな回でした。