七つの海のティコの声優と物語を徹底解説！

1994年に放送された「七つの海のティコ」は、世界名作劇場シリーズの第20作目として制作された冒険アニメです。シリーズ初の完全オリジナル作品で、海洋学者の父とともに世界の海を旅する少女ナナミと、シャチのティコとの絆を描いています。全39話がフジテレビ系列で放送され、現代を舞台にしたダイナミックな海洋冒険と、環境問題へのメッセージが込められた作品として高く評価されています。

①あらすじは？
②みどころは？
③登場人物は？
④エピソードの詳細は？
⑤主題歌は？
⑥まとめ

①あらすじは？

ナナミ・シンプソンは海洋学者の父スコットと相棒アルとともに、海洋調査船ペペロンチーノ号で世界中の海を旅しています。第1話「ティコとナナミ」は1994年1月16日に放映され、全39話がフジテレビ系列で放送されました。ナナミはシャチのティコと心を通わせることができる少女。彼らは幻の海洋生物「ヒカリクジラ」を探す旅の途中で、巨大企業GMCの陰謀に巻き込まれながらも、仲間とともに困難に立ち向かっていきます。

②みどころは？

本作の見どころは、ナナミとティコの絆、そして海を舞台にした壮大な冒険です。シリーズ初の現代設定で、環境保護や科学探究といったテーマが盛り込まれています。ナナミの無邪気さと勇気、仲間との信頼関係、そしてティコとの心の交流が物語に深みを与えています。南極でのヒカリクジラとの出会いや、GMCとの対決など、スリリングな展開も見逃せません。海洋ロマンと人間ドラマが融合した作品です。

③登場人物は？

役名	声優氏名	ふりがな	生年月日	没年月日	備考
ナナミ・シンプソン	林原めぐみ	はやしばらめぐみ	1967年3月30日	―	主人公。ティコと心を通わせる少女。
スコット・シンプソン	池田秀一	いけだしゅういち	1949年12月2日	―	ナナミの父。海洋学者。
アルフォンゾ・アンドレッティ	緒方賢一	おがたけんいち	1942年3月29日	―	スコットの相棒。陽気な船乗り。
シェリル・メルビル	水谷優子	みずたにゆうこ	1964年11月4日	2016年5月17日	財閥の令嬢。ナナミの親友。
トーマス・ルコント	松井摩味	まついまみ	非公開	―	ルコント博士の息子。冒険に同行。
ジェームス・マッキンタイア	増岡弘	ますおかひろし	1936年8月7日	2020年3月21日	ペペロンチーノ号の乗組員。
ルコント博士	納谷六朗	なやろくろう	1932年10月20日	2014年11月17日	GMCの研究者。スコットのライバル。

④エピソードの詳細は？

物語の後半では、ナナミたちが南極でついにヒカリクジラと遭遇します。しかし、GMCが先に捕獲してしまい、ナナミたちはヒカリクジラを救うために奮闘します。第38話「ヒカリクジラの歌」では、ティコの力を借りてクジラを解放する感動的な展開が描かれます。ナナミの勇気と仲間の協力が結集し、旅はクライマックスを迎えます。自然との共生と命の尊さが強く伝わるエピソードです。

⑤主題歌は？

オープニング主題歌は篠塚満由美さんが歌う「Sea loves you」、エンディング主題歌は同じく篠塚満由美さんによる「Twinkle Talk」です。「Sea loves you」は海への愛と冒険心を表現した爽やかな楽曲で、「Twinkle Talk」はナナミの優しさと希望を感じさせるメロディが印象的です。どちらも作品の世界観に寄り添い、物語の感動を引き立てています。

⑥まとめ

「七つの海のティコ」は、少女とシャチの絆、海洋冒険、そして環境へのメッセージを描いた感動の名作です。林原めぐみさんをはじめとする豪華声優陣の演技がキャラクターに命を吹き込み、美しい海の描写と音楽が物語に深みを与えています。世界名作劇場初のオリジナル作品として、今なお色褪せない魅力を持つこの作品は、ぜひ一度は視聴してほしいアニメです。