母をたずねて三千里の声優と物語を徹底解説!
1976年に放送された「母をたずねて三千里」は、世界名作劇場シリーズの第2作目として制作された感動のアニメ作品です。イタリアの少年マルコが、音信不通となった母を探して南米アルゼンチンまで旅をする姿を描いた本作は、親子の絆と人々の優しさをテーマに、多くの視聴者の心を打ちました。本記事では、物語のあらすじや見どころ、登場人物と声優、主題歌までを詳しく紹介します。

母をたずねて三千里の声優と物語を徹底解説!
①あらすじは?
イタリア・ジェノバに暮らす少年マルコ・ロッシは、出稼ぎに出た母アンナからの手紙が途絶えたことをきっかけに、単身アルゼンチンへ旅立ちます。第1話「母をたずねて」は1976年1月4日に放映され、全52話がフジテレビ系列で放送されました。マルコは持ち前の明るさと行動力で、数々の困難を乗り越えながら母を探し続けます。旅の途中で出会う人々の助けを受け、ついにトゥクマンの町で母と再会する感動の物語です。
②みどころは?
本作の見どころは、マルコの成長と人々との心温まる交流です。旅の中で出会うペッピーノ一座やフィオリーナ、船員たちとの出会いと別れが、マルコの心を強くしていきます。また、母を思う気持ちがどんな困難にも負けない原動力となり、視聴者に勇気と感動を与えます。特に最終話での母との再会シーンは、涙なしには見られない名場面として語り継がれています。背景美術や音楽も作品の世界観を深める重要な要素です。
③登場人物は?
| 役名 | 声優氏名 | ふりがな | 生年月日 | 没年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| マルコ・ロッシ | 松尾佳子 | まつお よしこ | 1945年4月9日 | ― | 主人公。母を探して旅をする少年。 |
| アンナ・ロッシ | 二階堂有希子 | にかいどう ゆきこ | 1940年5月13日 | ― | マルコの母。病気で倒れる。 |
| ピエトロ・ロッシ | 川久保潔 | かわくぼ きよし | 1929年11月18日 | 2015年4月16日 | マルコの父。診療所を営む医師。 |
| トニオ・ロッシ | 曽我部和行 | そがべ かずゆき | 1951年4月30日 | ― | マルコの兄。鉄道学校に通う。 |
| フィオリーナ | 信沢三恵子 | のぶさわ みえこ | 1949年1月28日 | ― | ペッピーノの娘。マルコの友人。 |
| ペッピーノ | 永井一郎 | ながい いちろう | 1931年5月10日 | 2014年1月27日 | 人形芝居一座の座長。 |
| コンチェッタ | 小原乃梨子 | おはら のりこ | 1935年10月2日 | ― | ペッピーノの長女。 |
| ジュリエッタ | 千々松幸子 | ちぢまつ さちこ | 1937年11月20日 | ― | ペッピーノの三女。 |
| ジーナ | 坪井章子 | つぼい あきこ | 非公開 | ― | 旅先で出会う女性。 |
| アメデオ | ― | ― | ― | ― | マルコの旅の相棒の白いサル。 |
④エピソードの詳細は?
物語の中盤、マルコはブエノスアイレスに到着し、母の手がかりを求めて町を巡ります。言葉の壁や病気、金銭的な困難に直面しながらも、ペッピーノ一座や現地の人々の助けを受けて旅を続けます。最終話では、トゥクマンの病院でついに母アンナと再会。弱った母に「僕が来たよ」と語りかけるマルコの姿は、視聴者の涙を誘う名シーンです。再会後、母とともにジェノバへ帰る姿が描かれ、物語は感動のフィナーレを迎えます。
⑤主題歌は?
オープニング主題歌は「草原のマルコ」、エンディング主題歌は「かあさんおはよう」。どちらも大杉久美子さんが歌っています。オープニングはマルコの明るさと冒険心を、エンディングは母への想いと優しさを表現しており、作品の世界観に深く寄り添っています。挿入歌には「ピクニックのうた」「ペッピーノ一座のうた」などがあり、物語の場面を彩る重要な役割を果たしています。
⑥まとめ
「母をたずねて三千里」は、親子の絆と人の優しさを描いた感動の名作です。マルコの成長と旅の中での出会いが、視聴者に深い感動を与えます。声優陣の演技も素晴らしく、特に松尾佳子さんのマルコ役は作品の中心として高く評価されています。主題歌や背景美術も作品の魅力を引き立て、今なお色褪せない感動を届けてくれます。家族で楽しめるアニメとして、ぜひ一度は視聴してほしい作品です。
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