SK-II公式サイトから永野芽郁の画像が削除された件
化粧品ブランド「SK-II」(P&Gプレステージ合同会社)が、グローバルアンバサダーを務める女優・永野芽郁の画像を公式サイトトップページから5月16日までにすべて取り下げました。不倫疑惑報道をきっかけとする一連の“削除ドミノ”の最終象徴として、なぜ今、SK-IIが画像を削除したのか。その背景や他社の対応、世間の反応、ブランドへの影響を詳しく解説します。
削除された画像の内容
SK-IIの公式サイトに掲載されていた永野芽郁のビジュアル広告やバナー画像は、5月16日までに全て削除されました。永野は昨年5月に同ブランドのグローバルアンバサダーとして起用され、商品ページやキャンペーンビジュアルで広くプロモーションされていましたが、報じられた不倫疑惑の影響を受け、ブランド側が関連コンテンツを一斉に撤去する決断を下しました。
削除に至った背景
永野芽郁と俳優・田中圭の不倫疑惑は、先月24日に週刊文春によって報じられました。双方の所属事務所は否定のコメントを出しましたが、さらに週刊誌から公開されたLINEメッセージが影響を及ぼしました。各社はブランドイメージの維持を重視し、15日には「いち髪」、14日には「NTTコミュニケーションズ」が広告動画を削除する動きがあり、こうした流れがSK-IIの決断に繋がったと考えられます。
他企業の反応と削除の広がり
不倫疑惑報道を受け、永野芽郁を起用していた広告主は当初9社ありました。中には「サントリー」「モスフードサービス」「三菱重工業」などがあり、これらの企業は13日から15日にかけてCM動画やプロモーションビジュアルを次々と削除しました。SK-IIの画像削除により、一連の削除が完了した形となり、業界では企業リスク回避の判断が求められる状況が続いています。
SNSや消費者の反応
SNS上では「ブランドの迅速な対応に驚いた」といった声や、「イメージダウンを防ぐための策か」といった意見が飛び交い、賛否が分かれています。ブランドファンからは「SK-IIには製品力で勝負してほしい」との意見もあれば、「企業の判断には理解できる」と支持する意見も多く見受けられます。消費者コミュニティでは、今後の広告戦略についての議論が活発に行われており、ブランドイメージの回復策が注目されています。
SK-IIブランドへの影響と今後の展望
画像削除を決定したSK-IIには、顧客の信頼を取り戻すための広報活動が急務です。ブランドはまだ公式コメントを発表していませんが、新たなアンバサダーの起用や既存ユーザー向けのプロモーション強化によってイメージの回復を図る可能性があります。また、社内のリスクマネジメントガイドラインの見直しも予想され、化粧品業界全体に与える影響は大きいと考えられます。
まとめ
SK-II公式サイトからの画像削除は、不倫疑惑報道を受けた広告主のリスク回避の一環として位置付けられます。ブランドが将来的に信頼を回復するためには、迅速で透明な広報対応と、製品力を活かした新たなプロモーションが必要です。今後、SK-IIがどのような戦略を取るのか、引き続き注目が集まります。
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